2011年4月8日

ボランティア等が炊き出しをする際に知っておきたい10のポイント

1.避難所の責任者の了解を得た上で実施します
 衛生管理の責任者を決め,衛生的な食品の取り扱いに努めます。集団の食中毒が、起こりうる事を想定し、周到に準備します。

2.調理は衛生的な場所で行います
 食品の下処理は清潔な場所(水が十分に使用できる場所,食品が埃などを被らない場所)で行います。また現地で加熱調理します。

3.調理を行うときはこまめに手指を消毒します
 石鹸を使って丁寧に、こまめに手を洗います。調理の前、トイレの後、肉、魚、卵などを触れたあとは特によく手を洗います。水が使えない場所では,ウエットティッシュやアルコール消毒薬などを利用します。

4.十分に加熱をします
 食品の中心まで十分に火を通します。カセットコンロは火力が弱いので、十分に時間をかけます。肉などの生ものは自宅での調理以上に火を通します。

5.肉・魚等は冷蔵・冷凍など適切に保管します
 下処理した食品は,清潔に保管・運搬します。クーラーボックスや発泡樹脂性の保冷箱などを使います。

6.体調不良の人(下痢、発熱、腹痛のある人)、手指に傷のある人は調理などをしません
 食中毒の原因になりますので、休みをとらせ、炊き出しに参加させないようにします。炊き出しの前に事前にスタッフの健康について確認します。

7.できるだけ早く食べてもらいます

8.食事の内容に注意します
 食物アレルギーの可能性(特に鶏卵や乳製品、小麦、ソバ、エビ、落花生など)を考慮します。また、サラダやにぎり寿司のように傷みやすい食品の提供は控えます。

9.配るときは笑顔で元気よく渡します

10.片付けをきちんとしてします
 ゴキブリやネズミなどの害虫の発生の原因にならないようにします。

担当:江口尚・和田耕治

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