1.避難所の責任者の了解を得た上で実施します
衛生管理の責任者を決め,衛生的な食品の取り扱いに努めます。集団の食中毒が、起こりうる事を想定し、周到に準備します。
2.調理は衛生的な場所で行います
食品の下処理は清潔な場所(水が十分に使用できる場所,食品が埃などを被らない場所)で行います。また現地で加熱調理します。
3.調理を行うときはこまめに手指を消毒します
石鹸を使って丁寧に、こまめに手を洗います。調理の前、トイレの後、肉、魚、卵などを触れたあとは特によく手を洗います。水が使えない場所では,ウエットティッシュやアルコール消毒薬などを利用します。
4.十分に加熱をします
食品の中心まで十分に火を通します。カセットコンロは火力が弱いので、十分に時間をかけます。肉などの生ものは自宅での調理以上に火を通します。
5.肉・魚等は冷蔵・冷凍など適切に保管します
下処理した食品は,清潔に保管・運搬します。クーラーボックスや発泡樹脂性の保冷箱などを使います。
6.体調不良の人(下痢、発熱、腹痛のある人)、手指に傷のある人は調理などをしません
食中毒の原因になりますので、休みをとらせ、炊き出しに参加させないようにします。炊き出しの前に事前にスタッフの健康について確認します。
7.できるだけ早く食べてもらいます
8.食事の内容に注意します
食物アレルギーの可能性(特に鶏卵や乳製品、小麦、ソバ、エビ、落花生など)を考慮します。また、サラダやにぎり寿司のように傷みやすい食品の提供は控えます。
9.配るときは笑顔で元気よく渡します
10.片付けをきちんとしてします
ゴキブリやネズミなどの害虫の発生の原因にならないようにします。
担当:江口尚・和田耕治
2011年4月8日
2011年3月30日
ボランティア活動で病気やけがをしないために知っておきたい4つのこと
1.ボランティアに参加する前に
1)体調は万全ですか?
1)体調は万全ですか?
体調が悪い時、特に発熱、下痢、嘔吐、咳等が見られる時は、被災地に入るのを控えましょう。被災地の外から来たボランティアが、被災地に感染症を拡げてしまうことがよくあります。
現地入りする前に、破傷風、インフルエンザ、麻疹のワクチンを接種しているか確認し、必要に応じて追加接種をしましょう。また、医療に関わる人はB型肝炎ワクチンの接種が必要です。
2)ボランティア組織に入りましょう
被災地のボランティア組織などに登録して、現地のルールに従って行動しましょう。組織で動くことで、チームで作業することができ、お互いに安全を確認したり、シフトを組んで適切な休憩をとったりすることができます。
3)ボランティア保険に入りましょう
被災地は危険なところが多いですから、ケガをしたり病気になったりすることも考えられますので、できれば保険に入っておきましょう。ボランティア団体に所属している場合は、団体として保険に入っている可能性がありますが(念のため確認しておいてください)、個人としても契約することができます。最寄りの社会福祉協議会が窓口ですので、出発する前に入っておきましょう。掛け金は年間数百円ですが、保証される手術保険金でも数十万円までと少額ですので、普段から入っている傷害保険と併用することが一般的なようです。自分が普段から入っている保険内容も確認しておきましょう。
2.復旧作業に関わるときは、自分がケガや病気にならないように
2.復旧作業に関わるときは、自分がケガや病気にならないように
1)けが
動いている重機の近くは危険なので、近づいてはいけません。
小さな傷口でも、泥や汚染された水にさらされると、化膿してしまったり、破傷風のような命に関わる病気にかかってしまったりすることがあります。
もしけがをしてしまったら、すぐにきれいな水と石鹸で洗い流して、破傷風予防の処置が必要かどうか、医師に相談してください。破傷風は発症した場合には20%~50%が亡くなってしまう致死率の高い病気ですが、今回の震災でも、すでに破傷風にかかった人が報告されています。
2)腰痛
重いものを一人で持ち上げると、腰痛を引きおこすことがあります。おおむね22kg以上の重量物を運ぶときは、無理をせず2人以上で作業をするようにしましょう。
3)酸欠・硫化水素中毒
津波で海水をかぶった建物の中は、十分な換気をすることができない場合があります。海水が入ってから長時間放置されていると、貝などが大量発生したり、そこにあるものが腐ったり、室内に大量のカビが増殖していたりすることがあります。そうすると、微生物が室内の酸素を消費してしまい、酸素欠乏症になる危険性が高くなります。酸素濃度が極端に低い空気を吸うと、一回呼吸するだけで酸欠で即死してしまうことがあり、非常に危険です。また、いろいろなものが腐るときに有毒な硫化水素が発生してしまうこともあります。大量の硫化水素を吸入すると、短時間であっても命に関わることがあります。
海水がかぶった閉鎖空間、建物の中は、非常に危険ですので、立ち入る際には十分な換気が確保できるかを確認し、できるだけ消防や自衛隊などに相談しましょう。また、酸欠・硫化水素中毒のおそれがある場所に倒れた人がいても、救助しようとして無防備に飛び込むとさらに助けに入った人が酸欠で被災するので大変危険です。必ず、消防や自衛隊に助けを求めましょう。
4)有害化学物質による中毒
災害現場には、石油、家庭用の薬品、農薬など、いろいろな化学物質が漏れ出しています。一部は混ざって化学反応をおこし、想像もつかないような物質が発生しているかもしれません。また、ゴミを野焼きにすると、有害な煙が発生する可能性もあります。少なくとも、変なにおいがするものには近づかないようにしましょう。
ただし、有害化学物質の中には、一酸化炭素のように無味無臭のものも少なくありませんので注意が必要です。気分が悪くなったら、すぐに新鮮な空気のあるところまで逃げ出しましょう
5)脱水・栄養
トイレ事情が悪いと、水分摂取を控えてしまう人がいますが、十分に水分を摂らないと、脱水症になってしまうことがあります。また、体を動かすには大量のエネルギーが必要です。十分な水分・栄養摂取(特に炭水化物、1食につき1000kcalを目安に)を心がけましょう。
3.保護具の使用を忘れずに
3.保護具の使用を忘れずに
作業時は必要に応じて、長袖・長ズボン、ヘルメット、ゴーグル、ゴム手袋、防水長靴(つま先と中敷きが金属で補強された安全靴)、保護マスクなどを着用してください。手袋は、内側はニトリル製などの耐切創手袋、外側はニトリルかラテックスの使い捨て(4~8mmの厚さ)と、二重にすると有効です。軍手では不十分です。
4.避難所での生活支援に関わるときは、体調管理に気をつけましょう
十分に休養と栄養をとって体調管理に努めてください。作業後や食事前、トイレの後は、流水と石鹸で手洗いをしましょう。清潔な水が確保できない場合は、速乾性消毒アルコールを使用しましょう。
4.避難所での生活支援に関わるときは、体調管理に気をつけましょう
十分に休養と栄養をとって体調管理に努めてください。作業後や食事前、トイレの後は、流水と石鹸で手洗いをしましょう。清潔な水が確保できない場合は、速乾性消毒アルコールを使用しましょう。
食中毒を予防するために、食事の調理や配膳の担当者は、体調の異変時(発熱、下痢、はきけ、手指のけがなど)には速やかに申告して、交代してもらいましょう。
咳が出る時は、咳エチケット(マスクをする、ティッシュで口と鼻を覆う)を守りましょう。万が一体調を崩した場合は、迷わず離脱する勇気も大切です。
参考:http://www.cdc.gov/niosh/topics/emres/pe-workers.html
参考:http://www.cdc.gov/niosh/topics/emres/pe-workers.html
担当:松井亜樹、末廣有希子、河津雄一郎、和田耕治
2011年3月21日
避難所生活改善のために知っておきたい10のポイント~阪神・淡路大震災の教訓より~
1995年の阪神・淡路大震災の報告書より、避難所生活を改善するための教訓を整理しました。
仮設住宅や避難所における衛生対策や、高齢者、こども達、妊婦のサポートなどを行う組織を住民が主体となって作ります。こうした組織が自然発生的にできない場合も多く、また組織がないと様々な点について課題が生じます。支援に入った団体は、地元自治体の応援も得ながら住民が主体的な組織作りができるように協力します。また仮設住宅や避難などで組織が崩れることがあるので組織の状況を定期的に確認します。
2.トイレの衛生状態を定期的にチェックし、清潔に使用できるようにします
トイレが不潔な状況では、被災者の不満や怒りが増幅します。また、トイレに行くのを我慢するために、飲食、水分を控える人が出ます。さらに、敷地外の公園などの茂みの中に汚物が放置されたり、トイレの中が水浸しになり、その足で各部屋に出入りするなど、避難所では予期しないことが発生します。
・自主的に清掃担当者を決め、定期的に清掃し、仮設トイレの消毒作業をして下さい。
・下痢を起こす感染症の予防のために、排便後・糞便処理後は、十分に手洗いをします。
また、数に余裕があれば小便用と大便用、さらに下痢をしている人のトイレなどを分けることも対策になります。男女分けるのは早期から行うことが望ましいです。トイレは避難所などの組織の鏡とも言えます。トイレの衛生状況をバロメーターとしながら自主的な組織の運営を支援します。
3.食事を適切に管理します
「次にいつ配食があるか分からない」という不安感や、炊き出しによって確保した食糧を長期間保存する人も出てきます。不衛生な食事は、食中毒の原因となります。
「次にいつ配食があるか分からない」という不安感や、炊き出しによって確保した食糧を長期間保存する人も出てきます。不衛生な食事は、食中毒の原因となります。
・製造日などを確認します
・製造者名や製造日付などの無い弁当や賞味期限切れのものは配食しません
・配色前には味、臭いなどに異常の無いことを複数の人数で確認します
・食品、特に弁当類は衛生的な場所に保存する、また、直射日光や暖房されている場所での保管はさけ、ネズミ、ゴキブリ等の害を受けない場所に保管します。・調理器具の洗浄、消毒や使い捨て食器の使用、アルコール消毒液の利用を促します
・保存に適した炊き出しメニューを選定します
4.持病のある方や、乳幼児は、栄養管理を積極的にします
阪神・淡路大震災では、被災2ヶ月後の健康診断で、中性脂肪値の上昇や、貧血、高血圧傾向が確認されました。原因としては、食事のバランスの悪さ、糖質、脂肪、塩分過多、鉄、ビタミン不足等が考えられます。避難所での炊き出しをきっかけとして、栄養改善への意識付けや自発的な食事への取り組みを促します。さらに、栄養士が指導にあたると効果的です。
アレルギー患者へのアレルギー用食品の配布、糖尿病患者への支援、乳幼児栄養相談も行います。食事は生活において極めて重要ですので可能な限りバランスよく充実させることが求められます。
・限られた食料で可能な限り栄養士などの指導を受けバランスを良くします。
・炊き出しをするときには、塩分の量など調理内容に気をつけます。
・食生活への関心を持ち続けることができるように、食事内容に変化を持たせます。
5.飲料水を安全に保管します
・給水を受けたポリタンク等には配給日時を明記します。
・古くなった水は生活用水等に用い、飲用に使用しません。
・飲水にはできるだけペットボトル入りのミネラルウォーターを利用します
・水道管の破裂箇所からの噴出水や湧水等は飲用に用いません。
・井戸水については、水質調査を行ってから使用します(近くの鉱山にあったヒ素などが微量検出された例がある)。
6.定期的に毛布の日干し、通風乾燥、寝具交換をします
避難所での生活が長引くにつれて、敷きっぱなしの毛布等は汚れ、湿気を含み、特に幼児、高齢者には健康への影響が懸念されます。また、阪神大震災の際には、雨天の多くなる5-6月に入るとダニ苦情等が発生しました。
・晴れた日には毛布の日光干しや通風乾燥を行います。
・利用可能であれば、布団乾燥機を用いて定期的に乾燥を行います。
・高齢者にとって重労働である寝具交換などは、積極的に手伝います。
避難所生活が1ヶ月を過ぎた頃より飲酒が公然となってきたことが報告されています。
・飲酒や喫煙の広がりを予防するために、ルールを定め、避難所の掲示板などで周知し、皆で守るようにします。
8.周辺の環境衛生の維持を行います
気温の上昇にともなってネズミやゴキブリなどが課題となります。
・ゴミを捨てる場所を定め、ネズミやゴキブリが発生しないように管理します。
・定期的に清掃をし、食べ物や残飯などを管理します。
また、このほかに蚊、ムカデ、ナメクジ、アリ、鳩などの害も発生しうるため発生する可能性があれば早めに対応します。
9.結核にも注意します
阪神・淡路大震災では、被災地の一部が結核罹患率の高い地域であったことや避難生活の疲労やストレス等により、結核患者が増加すると予想され、総合的な結核対策が推進されました。また、乳幼児に対する結核予防のためのBCGの予防接種が、優先的に再開されました。結核対策には、予防、早期発見・早期治療が重要です。
・行政が実施する結核対策には積極的に協力します。
・乳幼児に対するツベルクリン反応やBCG予防接種が再開されたら、必ず受診します。
・咳が2週間以上続く、痰がでる(痰に血が混ざる)、体がだるい、微熱が続く時には早めに医師や保健師に相談するよう促します。
10.ペットの扱いにも注意します
阪神大震災時の避難所では、ペットを連れて避難した人もいて、ペットをめぐるトラブルがありました。ペットの問題は災害時の行政施策としての優先度低いですが、放置すると新たな問題が発生します。
・避難所での犬や猫の飼い方についての啓発をします。
・被災動物の保護、治療、相談、一時預かり等の問い合わせ先を紹介します参考:阪神・淡路大震災 神戸市災害対策本部衛生部の記録
大震災下における公衆衛生活動(大阪大学医学部公衆衛生学教室)(http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/10-315/index.html)
担当:江口尚、和田耕治
2011年3月17日
避難所の高齢者を支援する際に知っておくと役に立つ10のポイント
1.コミュニケーションの取り方を工夫します
眼鏡や補聴器を付けているか確認し、大きな声ではっきりと簡潔に話します。聞きとれて理解できたかどうかの確認も必要です。
2.転倒に注意します
住居スペースに転倒の可能性があるようなものが落ちていないか、階段や廊下の照明は十分か確認します。必要に応じて歩行を介助します。
3.見当識障害を予防します
部屋に時計やカレンダーを備えたり、使い慣れたものを置く、部屋はできるだけ静かに保ち、柔らかい光の照明を設置するなど、見当識障害が起こらない工夫をするようにします。
4.慢性疾患と食事の問題を確認します
処方薬を内服しているか、食事療法が継続できているか確認し、必要な治療が継続できるようかかりつけ医と連絡を取るか、または新しい担当医を探します。家族と離れ離れになった場合に備えて、処方薬と食事療法の内容が書かれたメモを持たせるとよいです。
5.大切な人を亡くした悲しみに寄り添います
悲しい気持ちを受容してそばにいてあげることが大切です。
6.できる限りのことはしていただきます
自立した生活が脅かされることを恐れています。自立と威厳を保つために自分のことは自分でさせます。
7.福祉のお世話になることを恥だと考える傾向があります
支援を受けることを拒否する場合は、自身が払った税金からの援助であることを説明してみます。
8.衣服の着替えや入浴の状況を確認します
衣服を着替えたり、入浴がおっくうになります。衛生状態を保つためにも必要です。
9.脱水を予防します
水分をとっているか、脱水の兆候(落ちくぼんだ目、口や皮膚の乾燥)はないか気を配ります。若者と比べてのどの渇きを自覚しにくく、また薬の影響で、脱水になりやすいので、要注意です。食事の他に1リットルは水分が必要です。
10.困っていることがないか気を配ります
家族や医師に困っていることを話さず、自分で解決しようとする傾向がありますので積極的に声をかけます。
担当:末廣有希子、和田耕治
2011年3月14日
寒さのなかで作業する人が自分を守るために知っておきたい10のポイント
1) 食事をきちんと摂ります
作業には多くのエネルギーが必要となるため、脂肪の多い食事でカロリーを確保します。血糖値を確保するために充分な炭水化物も摂取します。
2) 水分を十分に摂ります
トイレに行きたくないという思いから水分を制限したくなりますが、寒冷環境では、喉の渇きが抑制されるため、頻繁に温かい水分を摂り、脱水を予防します。ただし、アルコールやカフェイン、ニコチンは、血管拡張を誘発し、利尿が促進されるため望ましくないです。
3) 衣服は重ね着をして保温に努めます
体温を逃がさないということが保温にとって基本です。保温性の高い下着などを活用します。汗をかいたり、水で衣服が濡れたりしたときは、体温が奪われるため、乾いている衣服に着替えます。暑いと感じたときは、上着で調整します。子供や高齢者は体温を失いやすいので、成人以上に保温に努めます。
4) 手、足や目などの保護します
指先やつま先は冷えやすいため、手袋、靴下を着用します。紫外線とグレアから目を保護するためにサングラスなどを着用します。ただし、金属製のメガネ、腕時計は皮膚温を低下させやすいため、着用を避けます。
5) こまめに休憩を取ります
屋外での作業時間の目安は、気温が-10℃~-25℃なら50分程度とし、温かい部屋で少なくとも30分の休憩時間を確保します。これは、寒冷環境の作業に習熟し、適応した健康な成人男子が、ほぼ無風の状態で作業する際の基準です。風がある状態では、予想以上に体温が低下します。0℃以下でもこまめに休憩をとります。
作業には多くのエネルギーが必要となるため、脂肪の多い食事でカロリーを確保します。血糖値を確保するために充分な炭水化物も摂取します。
2) 水分を十分に摂ります
トイレに行きたくないという思いから水分を制限したくなりますが、寒冷環境では、喉の渇きが抑制されるため、頻繁に温かい水分を摂り、脱水を予防します。ただし、アルコールやカフェイン、ニコチンは、血管拡張を誘発し、利尿が促進されるため望ましくないです。
3) 衣服は重ね着をして保温に努めます
体温を逃がさないということが保温にとって基本です。保温性の高い下着などを活用します。汗をかいたり、水で衣服が濡れたりしたときは、体温が奪われるため、乾いている衣服に着替えます。暑いと感じたときは、上着で調整します。子供や高齢者は体温を失いやすいので、成人以上に保温に努めます。
4) 手、足や目などの保護します
指先やつま先は冷えやすいため、手袋、靴下を着用します。紫外線とグレアから目を保護するためにサングラスなどを着用します。ただし、金属製のメガネ、腕時計は皮膚温を低下させやすいため、着用を避けます。
5) こまめに休憩を取ります
屋外での作業時間の目安は、気温が-10℃~-25℃なら50分程度とし、温かい部屋で少なくとも30分の休憩時間を確保します。これは、寒冷環境の作業に習熟し、適応した健康な成人男子が、ほぼ無風の状態で作業する際の基準です。風がある状態では、予想以上に体温が低下します。0℃以下でもこまめに休憩をとります。
循環器系に病気がある人や高齢者の場合は衣服の防寒対策をさらに行い、作業時間を短くするといった配慮が必要です。
6) 凍傷を予防します
冷えによる手指などの痛みやしびれは、作業が非効率になるだけでなく、凍傷に至る危険信号です。感覚が麻痺していることもあるので、ゆっくり暖めます。
7) 複数人で行動します
複数人で行動し、互いの安全を確認します。
8) 移動する際には安全を確保します
雪のある場所を歩いて移動するのは怪我の危険性がある上、体温を奪われやすいので、避けます。歩いてある程度の距離を移動する際には、目的地や到着予定時間を誰かに伝えます。予定時間を過ぎても到着していない場合は、警察などに通報します。
9) 屋内の一酸化炭素中毒を防止します
石油ストーブは換気ができる状態で使用する。また、屋内で発電機、グリルなどを絶対に使用しません。換気を行いつつも、ドアや窓の不要な開閉を避け、室内の熱を逃がさないようにします。隙間があればタオルなどでふさぎます。
10) 屋内火災を予防します
破損した電気コードは使用しません。延長コードも極力使用しません。暖房機器の近くに子供を一人にしません。
参考資料
ILO産業安全保健エンサイクロペディア(第4版)
日本産業衛生学会 許容濃度の基準(2010年)
労働安全ハンドブック(第2版)
担当:奈良井理恵(産業医大衛生学)、和田耕治
10) 屋内火災を予防します
破損した電気コードは使用しません。延長コードも極力使用しません。暖房機器の近くに子供を一人にしません。
参考資料
ILO産業安全保健エンサイクロペディア(第4版)
日本産業衛生学会 許容濃度の基準(2010年)
労働安全ハンドブック(第2版)
担当:奈良井理恵(産業医大衛生学)、和田耕治
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