2011年9月22日

被災地で働く人がホコリやアスベストから自分の健康を守るためのマスクの基礎知識ビデオ


被災地で働く人がホコリやアスベストから自分の健康を守るためのマスクの基礎知識のビデオができました。

はじめに マスクの基礎知識 216

1 なぜ作業にマスクが必要か? 228

2章 どのような作業をする際にどのようなマスクが必要か? 426

3章 マスクをどのように装着するか 627

4章 よくある質問 324

作成:フィットテスト研究会(和田耕治、太田寛、栄留富美子、長瀬仁)

第3回<フィットテストインストラクター養成講座>11月23日福岡


第3回<フィットテストインストラクター養成講座>
-知っていますか? 呼吸用保護具の種類とその特性、指導できますか?
マスクの正しい使用法やフィットテスト-

不織布製マスクやN95レスピレーターなどの呼吸用防護具は新型インフルエンザだけでなく、結核や麻疹など様々な呼吸器感染症の対策において重要です。しかしながら、その効果や限界、ならびに使用法については、現場で指導にあたっている専門家でも、十分な知識を有していない場合があるのではないでしょうか? 特に、N95レスピレーター(及び防じんマスクDS2)に関しては、使用前に各人がフィットテストを行って自分の顔に合うか、必要であるにもかかわらず実施されていない医療機関や企業もまだまだ多いのが現状です。本講座では2010年4月に出版された「呼吸用防護具フィットテスト・トレーニングブック」を用いて呼吸用防護具の正しい使用法と、N95レスピレーターのフィットテストが適切に実施できる、フィットテストインストラクターのトレーニングを実施します。呼吸器感染症予防の推進のために、ぜひ積極的なご参加をお待ちしています。
対象者は、医療・介護従事者、救急隊員だけではなく、企業で継続した感染症対策を進めたい安全管理者、産業保健スタッフや危機管理担当者、メーカーの担当者です。本講座は講義だけではなく、正しいフィットテストの方法に関する実技も行います。なお、本養成講座終了時に10分程度の修了試験を実施し、合格者にはフィットテストインストラクターの認定を行ないます。
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講師:吉川  徹 (財)労働科学研究所副所長 国際協力センター 医師
講師:和田耕治 北里大学医学部 公衆衛生学 講師 医学博士
特別講師:本田順一 聖マリア病院医療の質管理本部本部長
特別講師:向野賢治 福岡記念病院感染制御部長
対象:医師、看護師、産業保健スタッフなど感染管理に従事する医療従事者、企業における安全管理者、危機管理担当者など
日時:20111123日(水)16102100/定員:48名【申込締切日:1020()
会場:アクロス福岡/7階大会議室(福岡市中央区天神1-1-1)
受講料:8,000円(資料代・消費税込み)【労働科学研究所維持会員/4,000円】
認定について:
 ①日本医師会認定産業医研修(申請中)
 ②日本産業衛生学会産業看護職継続教育研修
申込先:財団法人労働科学研究所/フィットテスト研究会
216-8501 神奈川県川崎市宮前区菅生2-8-14
TEL 044-977-4390(担当者・稲垣)FAX 044-976-8659
E-mail:islseminar@isl.or.jp

2011年9月13日

災害行動科学研究会第2回シンポジウム「中長期的支援に向けたニーズと課題」9月18日


災害行動科学研究会第2回シンポジウム
「中長期的支援に向けたニーズと課題」

日時:2011年9月18日(日)13:00~15:30(12:30開場)
場所:東京大学医学部(本郷キャンパス)医学図書館3階(333会議室)
   〒113-0033 文京区本郷7-3-1
プログラム
話題提供(敬称略)
・和田 耕治(北里大学医学部公衆衛生学・講師)
 「中長期的支援に向けた公衆衛生上の課題」
・笠井 清登(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野・教授)
 荒木 剛(東京大学大学院医学系研究科ユースメンタルヘルス講座・特任准教授)
 桑原 斉(東京大学大学院医学系研究科こころの発達医学分野・助教)
 「こころのケアの中長期的支援:精神医療から精神保健へ」
・高橋 正也(労働安全衛生総合研究所作業条件適応研究グループ・上席研究員)
 「被災地での睡眠問題とその対応」
・齋藤 昌宏(東北福祉大学社会貢献センター・予防福祉健康増進推進室・
 特任准教授)
 「被災地の健康運動支援」

総合討論
座  長
 島津明人(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野・准教授)
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災害行動科学研究会 事務局
 東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野内

2011年8月29日

被災地で働く人がホコリやアスベストから自分の健康を守るためのマスクの基礎知識 ビデオ完成


被災地で働く人がホコリやアスベストから自分の健康を守るためのマスクの基礎知識
のビデオが完成しました。全部で20分です。ご参考まで
 
はじめに
 1章 なぜ作業にマスクが必要か?
2章 どの作業にどのマスクが必要か?
3章 マスクをどのように装着するか?
4章 よくある質問

2011年7月30日

「新型インフルエンザ(A/H1N1)-わが国における対応と今後の課題」が出版されます!


宮村達男監修,和田耕治編集.新型インフルエンザ(A/H1N1)-わが国における対応と今後の課題-
中央法規.2011年8月中旬頃書店に並びます 2009年、パンデミックの全記録! 6400円+税金
全367ページとCD付きです。また書店に並びましたらご報告します。

 

2011年7月11日

東日本大震災の津波による海からの堆積物(ヘドロ)における微生物分析調査

東日本大震災に伴って発生した津波により海から様々な堆積物が運ばれた。これらの堆積物に病原性を持つ細菌が含まれている可能性が示唆されており、フィットテスト研究会では産業医大微生物解析研究開発有限責任事業組合に依頼し、サンプリングならびに細菌の解析を依頼した。以下にその結果について報告する。

 2011619日に、宮城県七ヶ浜町と、宮城県多賀城市浮島矢中中央公園にてそれぞれ3カ所(泥または湿土、乾燥土、水)、計6カ所のサンプリングを採取した。採取したサンプルは蛍光染色法、好気培養法(環境細菌用培地)、菌体破壊率、DNAの抽出を行った後に、遺伝子工学的に細菌叢解析を行った。さらに、シゲラ、サルモネラ、大腸菌検出用のSSB培地、コレラ菌検出用TCBS培地、レジオネラ検出用WYO培地による培養検査も行った。

遺伝子工学的な細菌叢解析結果からは、病原菌と考えられるものが菌叢を優占している状況ではないことが分った。コレラ菌検出用TCBS培地から、宮城県仙台市野山の畑に堆積した泥よりVibrio cholera Non-01Non-O139と、Vibrio fluvialis104/mlが検出された。これらは、津波によって海から運ばれた可能性がある

Vibrio cholera Non-01Non-O139:一般的にコレラと呼ばれるO1型、O139型コレラとは異なる01コレラ菌(NAGビブリオ)で、環境中、特に海水と淡水の混じり合う河口付近などに生息し、食品から見いだされることもある。集団の食中毒の原因となりうるが、ヒトからヒトへの伝染はない。食中毒の原因菌である(食品衛生法)。詳細については、国立感染症研究所.NAGビブリオ感染症(http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g1/k01_12/k01_12.html)を参照いただきたい。

Vibrio fluvialis:食中毒の原因菌である(食品衛生法)。散発的あるいは集団食中毒の原因菌として知られ、水様性の下痢に加え、腹痛、嘔吐などを高頻度に伴う。とくに粘液や血液便をきたすこともある。詳細については、国立感染症研究所.ビブリオ・フルビアリス/ファーニシ感染症.http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g1/k01_09/k01_9.html)を参照いただきたい。

今回実施した調査では、港湾や河口などに認められうる微生物が、津波由来の堆積物から検出されたが、とりわけ病原性が高い病原体や感染力の強い病原体は検出されなかった。

 このことより、ヘドロの処理に関わる方々はもちろんのこと、海からの堆積物のある場所で住む一般の方にもそのほかの感染症対策も含めて外出後や食事前の手洗い等の衛生習慣を行うことが、感染症予防に役立つと考えられる。ヘドロや堆積物について過剰に怖れる必要はないが、気温の上昇とともに微生物が増殖したり、悪臭を放つなどの問題もあるため、可能なかぎり早期に生活環境の場所から撤去・除去されることが望ましい。

 今回は2カ所における合計6カ所のサンプリングの結果でありそのほかの場所について今後必要に応じて評価が必要である。
 

以上

本調査に関する問い合わせ

和田耕治

北里大学医学部 公衆衛生学 講師

〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里1-15-1 

Tel: 042-778-9352




参考文献



国立感染症研究所.NAGビブリオ感染症

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g1/k01_12/k01_12.html

国立感染症研究所.ビブリオ・フルビアリス/ファーニシ感染症.

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g1/k01_09/k01_9.html