2011年3月12日

津波後の子どものメンタルヘルス対策


http://www.bt.cdc.gov/mentalhealth/pdf/Helping-Parents-Cope-with-Disaster.pdf
こちらの拙訳

こども達は災害においてショックを受けているように見えない子もいれば、感情的に影響をうけたり行動が変わったりする子もいます。それにより子どもは不安、驚き、怒り、孤独感、悲しみを感じ、また泣いたり、過食になったり、不眠、疲労、過緊張などの反応が起こります。

こうしたなかで子ども達と正直に向き合い、対応できることを伝える必要があります。

子ども達は次のようなことを心配しています。
・親と離ればなれになるのではないか、一人になるのではないか
・また災害がおきるのではないか
・だれかがけがをしたり、亡くなったりするのではないか

そうしたことを考慮して次のような行動をしてみましょう。


どうしたら災害における子どもの心の助けができるのか?

1)あなたの子どもの年齢に関係なく次のことを覚えておきましょう
・あなた自身ストレスを感じていても落ち着いて対応しましょう。もしあなた自身が感情をコントロールできないなら家族や専門家に支援を求めましょう。
・日々の生活を普通通りに過ごしましょう
・わかる範囲で質問には正直に答えましょう
・子ども達に災害のことについては彼らの視点で話をさせましょう。彼らにあなた自身が彼らの心配や質問に耳を傾けていることを伝えましょう。また怒ったり悲しくなったりすることは大丈夫だということを伝えましょう。
・子どもたちにあなたが子ども達を愛していて、守っていることを伝えましょう。
・安全な環境をつくりましょう。

2)5歳までの子どもの場合
・子ども達にはあまり報道をみせないようにし、災害について話を聞かせないようにしましょう。
・彼らが大人の愛を感じれる時間をたくさんつくりましょう
・子どもを抱きしめたりして身体的な接触をするようにしましょう
・寝るときは安心させましょう
・身体的に活発的になれる機会をつくりましょう

3)6歳から12歳の子どもの場合
・大人の愛を感じれる時間をつくりましょう
・大人が子ども達とともにあることを言葉でも、身体的な接触で伝えましょう。
・大人の話やメディアの報道にはあまり触れさせないようにしましょう。彼らがなにを見て、聞いて、感じているかを話しましょう。
・話したり、遊んだり、創造的になったりする機会を提供しましょう。
・寝るときは安心させましょう・

4)13歳から18歳の子どもの場合
・あなたがどこにいて、彼らがどこにいるかを知らせるようにしましょう。
・友達と話す機会を持たせましょう
・もし地域のニーズや災害に関心があるなら家族や周りの人に貢献できる場を提供しましょう。
・彼らが自分達自身をお互いに支え合えるように支援しましょう。よくたべて、ねて、運動させましょう
・もし避難所などにいる場合には安全であることを伝えましょう
・どのように感じているか、どうやって乗り越えるのかをはなしてみましょう。
(注:アメリカ的ですが、大事なことです。電話相談でも受け付ける窓口はできるといいですが)

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