避難所のトイレはどういう状況でしょうか?実際には理想になるかもしれませんが改善の際に参考になろうかと思います。こちらはスフィアプロジェクトより(人道憲章と災害援助に関する最低基準)2004 アジア福祉教育財団より日本語版。
これから胃腸疾患の感染症がアウトブレイクする避難所がでると
思いますので啓発が必要です。
>>>>>>以下引用<<<<<<<
・1 つのトイレにつき最大使用者数は20 人
・対象とするすべての利用者、共用または公衆トイレを使用できるよう、掃除され、維持されている
公衆トイレ:災害の初期段階で公共の場所に一般用のトイレを設置する必要がある場合、 トイレを定期的に適切な方法で清掃して維持するシステムを確立することが非常に重要である。
分類された被災者のデータを使用し、女性用と男性用スペースの比率を考える必要がある(およそ女性 3: 男性 1 )
子どもの排泄物、し尿に関係する疾患は成人よりも子どもへの感染率が高いことが多く、また子どもは免疫力も弱いことから、一般的に子どもの排泄物の処理は成人のものよりも危険が高いため、子どもの排泄物の処理には特別な注意を払う。
安全な施設 :不適切な場所にトイレを設置すると、特に夜間は女性や少女が襲われる危険が高くなるため、女性が安心して安全にトイレを使用できる方法を見つけ出さなければならない。
手洗い:疾病の拡がりの予防策として、用便後と食事と調理前の手洗いの重要性は、強調しても強調しすぎるということはない。用便後にせっけんなどで手を洗う設備が必要であり 、 トイレの使用者には手洗いを促す。そのため、 トイレの近くには常時水が使える水源がなくてはならない。
衛生的なトイレ:不衛生なトイレは、疾患蔓延の元凶であり、人びとは トイレを使用することを好まなくなる。 使用者に当事者意識があると、トイレの清潔が保たれる傾向がある。そういう感覚を養うために、促進活動を行い、寝所近くにトイレを設置し、設計・構造の決定、適正な運用、メンテナンス、モニタリング、使用に関する規則の決定に使用者を参画させる。 トイレを清潔に保つ、封水を張る、換気機能付き改良型( V I P ) トイレにする、単に排便用の穴に正しくふたをするなどの方法によって、蝿や蚊の発生を抑えることができる。
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